タイ、医療大麻オイル1万本を配布!国を挙げて医療大麻の研究に踏み切る方針を決定 - CBDオイルの美容効果・最新ニュース・商品情報

2019.08.06

タイ、医療大麻オイル1万本を配布!国を挙げて医療大麻の研究に踏み切る方針を決定

CWritten by CBDlife編集部

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2018年12月、韓国に次いでアジア2ヶ国目、そして東南アジアでは初の医療大麻合法国となったタイ。

タイはこれまで薬物に関して日本よりも厳格な取り締まりを行っており、所持しただけで死刑になりかねないほどの厳罰化を敢行。

そのため医療大麻の合法化には世界中が衝撃を受けました。


しかし、タイ政府の医療大麻に対する取り組みはこれだけでは終わりません。

なんと、医療大麻事業への取組み、すなわち大麻ビジネスついても前向きに法整備を行うことを明らかにしたのです。

アジアの大麻市場は今後5年間で5000憶円にも上ると見られていて、タイが大麻事業の拡大に本格的に乗り出せば東南アジア最大の大麻輸出国になると見込まれています。


そこでこの記事では、タイが医療大麻を合法化した経緯や、タイ政府が大麻事業に乗り出した背景などを解説します。

 

Contents


 

タイ、1万本の医療用大麻オイルを配布へ!

 



タイ保健当局によると、なんとタイ政府は8月7日から1万本の医療用大麻オイルのサンプル瓶を配布する予定だと言います。

政府医薬品機構(Government Pharmaceutical Organization:GPO)の専務理事である Withoon Danwiboon 氏が記者会見で明らかにしました。

大麻オイル5mlボトル4,500本を公衆衛生省に配布し、約4,000人の登録患者が使用する予定であり、残りの5,500本は必要に応じて適宜病院に配布される予定だということです。


この医療用大麻オイルを使用出来るのは「てんかん」「アルツハイマー病」「パーキンソン病」「慢性疼痛」「治療に吐き気を伴う疾患(抗がん剤治療など)」の患者。

これらの疾患は全て、2017年に世界保健機関(WHO)が発表した報告書に「CBDが治療効果を有する可能性のある疾患」として言及されている疾患にあたります。(参考:カンナビジオール(CBD) 事前審査報告書


 

タイが医療大麻の合法化に踏み切った3つの経緯とは


世界有数の厳格な薬物取締法が施行されているタイ。

そのため医療大麻の合法化に関しては各方面から様々な声が上がったものの、賛成多数で2018年の末に合法化に踏み切りました。

薬物に関して日本よりも厳格な態度を取っていたタイが、なぜ今医療大麻を合法化したのでしょうか。


 

1.タイでは古くから治療目的で大麻が使用されていた




タイでは昔から治療目的での薬草として大麻が使用されていた背景があります。

大麻草は強い生命力で自生する植物として太古から重宝されていました。

用途も豊富で、治療目的での摂取はもちろん、食用オイル燃料生活雑貨の一部として昔から使用されて来た歴史があるのです。これは日本の歴史と同じです。

タイでは未だにその名残を引きずる村なども多く、また今でも大麻草が自生している場所が多いため、市民が治療目的で使用することは珍しくありません。


 

2.暗黙の了解?大麻はタイ文化の一部




タイは水面下で麻薬の主要な輸送拠点となっているため、大麻を含む麻薬中毒者の温床になっているという実情があります。

厳格な取り締まりを行う一方で、法が及ばす「麻薬天国」と呼ばれることも…!

タイには世界各国から麻薬目的で観光客が訪れるそうで、「上手くいけばタクシー運転手からも貰える」とも言われており、国全体に麻薬が根深く蔓延していることが伺えます。

取締りが厳格化する一方で、タイ国内での麻薬および大麻の使用は暗黙の了解とされている側面もあり、これらはタイ文化の一部として海外でも知られています。

驚くことに住民からは「大麻はその辺に自生していて無料で使えるのに、何でわざわざお金を払わなければならないんだ」との声も聞かれます。


 

3.終わらない薬物戦争にタイ全体が疲弊




今から15年ほど前、当時のタイ首相のタクシン氏が「3ヶ月間で国内の麻薬を一掃する」と宣言し、各地で麻薬撲滅作戦が推し進められました。

その結果、売人を含む2500人以上の人々が死亡し、麻薬戦争へと発展。

しかし、すでに麻薬が根深く蔓延しているタイでは作戦が上手く行かず、長引く売人と警察との応酬戦にタイ全体が疲弊していました。


しかも、タイの刑務所の収容人数の多さは世界6位…!

一掃作戦が激化する中で「軽微な薬物犯罪による検挙」も増えたため、刑務所の均衡が保てなくなるという事態にまで発展しました。


いっそ、合法化した方が楽なんじゃないか?
タイではこういった経緯を経て、「どうせなら大麻をビジネスにしてしまおう」と発想を転換し、医療大麻の合法化に踏み切ったと考えられます。


 

医療大麻の合法化によって得られるメリット

闇市場での大麻の流通を阻止





タイは水面下で麻薬の主要な輸送拠点となっているため、大麻を含む麻薬中毒者の温床になっている実情があります。

そこで、医療大麻を合法化して国の管理下に置くことにより、闇市場での流通の阻止を図ることが出来るようになるのです。

闇市場での流通量が減れば違法大麻を購入する人も減少し、さらに大麻で税収を得ることも可能になります。

国としては最も大きいメリットです。


 

政府の思惑?嗜好目的の大麻が合法化しやすくなる




正直、医療大麻を合法化するという生易しい政策だけでは、タイに根深く蔓延る麻薬問題は解決しないことぐらい容易に予測がつきますよね。

実は、タイ政府の本当の狙いは「嗜好大麻の合法化」であって、医療大麻の合法化はその第一歩に過ぎないのではないかとも言われています。

まず医療大麻を合法化することで嗜好大麻合法化へのハードルも下がり、上手く行けば国全体の大麻を管理下に置くことが可能となるため、税収が莫大に増加します。

「医療大麻合法国」という立ち位置を獲得しておけば大麻ビジネスにも乗り出しやすくなりますし、医療大麻の合法化はただの序章にしか過ぎないのかもしれません。



 

ついに医療大麻の研究に踏み切る法整備を推進

タイ国民の72.4%が医療大麻事業に賛成している




2019年3月、タイでは2014年以来初の総選挙が行われました。

中でも注目なのが、「医療大麻事業の発展」を公約していた「タイ誇り党」党首であるアヌティン・チャーンウィーラクーン氏

副首相と保険大臣を兼任していて、病院などでCBDオイルやTHCを含む医療大麻を処方しやすくなる法律を定めようとしているほか、医療大麻を販売目的で栽培することを許可する「栽培法」の樹立も目指しています。

結果としては、タイ誇り党は51議席を獲得して第5党に!

この結果の背景には、タイの軍事政権が医療大麻事業の拡大に肯定的であることや、国民の72.4%が医療大麻を支持していることなどがあります。

2018年に大麻を全面解禁したカナダと同じように、国民も納得した上で国全体として医療大麻事業を推進しようとしているのが印象的です。


 

大麻事業によってアジア最大の大麻輸出国に




先述したように、タイは水面下で麻薬の主要な輸送拠点となっている現状があります。

しかし医療大麻事業を合法的に推進することにより、世界的な大麻輸出国となることが出来ます。

Bloomberg誌の予想によると、アジアの大麻市場は今後5年間で5,000憶円にも上ると見られていて、タイが大麻事業の拡大に本格的に乗り出せば、東南アジア最大の大麻輸出国になると見込まれます。


薬物が蔓延する状況を逆手に取り、厳格な取り締まりからあっさりと合法化に切り替え、世界中で拡大し続ける大麻産業の今後の成長を見越しているタイ。日本には真似出来ない政策です。


 

タイは今後も積極的な医療大麻事業を推進することを明言


「タイ誇り党」党首のアヌティン・チャーンウィーラクーン氏(引用:NIKKEI ASIAN REVIEW


アヌティン氏は大麻栽培は当面認めない方針を示したものの、医療用大麻を自宅で栽培するための公衆衛生ボランティア対策も検討されていることが分かっています。

タイ国内ではすでに医療用大麻オイルが共有不足になっていることにも触れ、「生産を急がなければならない」とも述べています。

2020年までには大麻草の温室栽培も拡大するとし、15万~20万本の医療用大麻オイルの生産を目指します。


 

Twitter上での反応

 





 

 

まとめ:タイは今後アジア最大の大麻国家へと成長


間違いなくタイは急速にアジア最大の大麻国家となるでしょう。

厳格な取り締まりから一転、医療大麻の合法化から医療大麻オイルの配布までかかった期間、なんとたったの8ヶ月間…!

ここまでのスピード感を持って着実に大麻事業に取り組んでいる国は他にありません。


世界的に見ても大麻産業は拡大の一途を辿ると見られているので、今後タイがどのように成長し、そして日本にどのような影響を及ぼすのかが楽しみです。

 

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